こんにちは。タンサックです。
今回は、美保神社を探索してきました。
美保神社の参拝者数は、5年前は年間30万人だったのに対し、令和元年は、なんと2倍近くの55万人。
意外に思われるかもしれませんが、近年大幅な増加を見せている今、特に注目されちょる観光地なんです。
そんな美保神社を詳しく解説すーよ。
美保神社のアクセス情報
境港から来る時は、眺めのいい「境水道大橋」を通ると到着します。
美保関の山々の色が四季を感じさせてくれます。
駐車場のある「松江観光協会美保関町支部」の建物から徒歩2分くらいのところにあーけんね。
また、鳥居が海に面しちょうけん、すぐに分かーよ。
美保神社の鳥居
神社の玄関口でもある鳥居の様子です。
右手側には昔ながらの井戸があり、時代を感じます。
また、この鳥居を過ぎると右手にこんな門があります。
美保関の有名な観光地の一つでもある、「青石畳通り」に続く道です。
それは、また今度レポートすぅけんね。
まずは手水舎へ
神社ではどこでもですが、まずは手水舎で手を清めましょう。
さすが大勢の観光客が来ることもあって、きれいにしてありますね。
手洗いの作法は知っちょるかいね。
(1)手水舎に入る前に一礼
(2)右手で柄杓(ひしゃく)を持ち、左手を清める
(3)柄杓を持ち替えて、右手を清める
(4)左手に水を少し溜めて口を清める
(5)口が付いた左手を清める
(6)柄杓を立てるようにし、柄杓を持ち手を清める
(7)元の位置に戻す
衛生が気になる方もおられると思いますので、自分の尺度でおこなってもよいのかもしれませんが参考までにどうぞ。
美保神社大造営の完成予想図
本殿へ向かおうとすると、こんなものに気が付きました。
「美保神社大造営の完成予想図」だそうです。
詳細は不明ですが、大きな変化としては、全体的に老朽化した部分が新しくなることと、鳥居付近の「随神門」の新設、多くの宝があるとされる「収蔵庫」内のものを展示する「展示館」が新設されることでしょうか。
いつごろ実現するものか分かりませんが、完成が楽しみですね。
本殿へ向かいましょう
さっそく本殿へ向かいましょう。
神門が見えてきましたね。
神秘的な雰囲気がすでに感じられます。
それでは、「神門」をくぐってみたいと思います。
いよいよ本殿へ
いよいよ本殿です。
ドドーーンと。
立派な造りとなっています。
美保神社の建物は
美保神社の建物について知っちょいてほしいです。
美保神社本殿の建築物は、特有な形式の建築法だけん、見逃しちゃいけんよ。
写真からもお分かりの通り、本殿の上部二殿が連なるような構造をしちょって、この建築形式は、「美保造り(別名:比翼大社造り)」といって、その珍しさから国の有形文化財にも登録されています。
裏側に回りこむとよく見えます。
少しだけ難しいお話になるかもっせんが、美保神社は、今から1000年以上前の西暦733年に書かれちょる「出雲国風土記」という歴史書にも出てくるほど有名な神社なんです。
神社ということはもちろん神さまが祀られちょるわけですが、ここには実は二人おられるんですよ。
向かって右側には「美保神社」名前の由来にもなった「三穂津姫命(みほつひめのみこと)」が祀られちょって五穀豊穣、夫婦和合、安産、子孫繁栄、歌舞音曲の神さまです。
次に向かって左側には、「えびす様」でよく知られちょる「事代主神(ことしろぬしのかみ)」が祀られちょって海上安全、大漁満足、商売繁盛、学業、歌舞音曲の神さまです。
この二人の神様の正体は・・・
「片参り」と「両参り」
島根県の有名な神社といえば、まず出てくるのが「出雲大社」ですよね。
出雲大社は有名な「だいこく様」です。
昔から出雲大社に参拝する時には、必ず美保神社にお参りするのが習わしになっちょりました。
出雲大社だけの参拝、または美保神社だけの参拝のことを「片参り」と言い、両方参拝することを「両参り」といいます。
出雲大社の奥さんと子供が美保神社にあたるためです。
先程お話した三穂津姫命さんが、出雲大社(だいこく様)の奥様で、えびす様の事代主神さんが出雲大社の息子になります。
なので、出雲大社と美保神社は切っても切れない関係になるんだわ。
良縁や家族円満をお願いする時はぜひ美保神社、出雲大社の「両参り」をしてくださいね。
最初の釣り人?
えびす様というと、ピンクの鯛(たい)を片手にもった姿を思い描く人も多いんじゃないかな。
実は日本の文献上、日本で一番最初に「釣り」をしたのは、えびす様だそうです。
美保関はいつ行っても、釣り人が多いわけだわ。
魚も良く釣れるよ~
ニワトリが大嫌い?
実は、えびす様はニワトリが大嫌いなんです。
というのも、ある日の明け方、鳴くはずのニワトリが、定刻より早く鳴いてしまいました。
夜な夜な女性の神さまのもとに船で通っていたえびす様は慌てて家に帰ろうとしました。
しかし、あわてた結果、船をこぐ櫂(かい)を流してしまい、しぶしぶ足で漕いだそうな。
すると、サメがガブり。
その後、えびす様の怒りの矛先は当然ニワトリへ向き、その後はニワトリが大嫌いなんだとか。
こんなストーリーです。
この話は、実は現代の美保関にも根付いており、今でも美保関の人々はすすんでニワトリは食べんらしいで。
喜怒哀楽、人間味のある神さまで親しみを感じますね。
駐車場情報
松江観光協会美保関町支部前に数台駐車可能なスペースがあーけんね。
松江観光協会美保関町支部の裏にも数台駐車できーよ。
美保神社に観光に来たら、ぜひ2つの本殿をじっくり見てみてごしないね。
2つ屋根という中々見ることのできない本殿。
その分野に明るくない人も、その珍しさを感じることができるでしょう。
最後まで見てくれて、だんだん。
また来ぅね。
「美保神社」の探索情報
■所在地:〒690-1501 島根県松江市美保関町美保関608
■TEL:0852-73-0506
■定休日:無し
■駐車場:美保関観光協会駐車場(約40台)
■決済方法:クレジット・電子マネー不可
■探索日:2020年3月21日
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